福井産 三年子 花らっきょうの甘酢漬け
福井産 三年子 花らっきょうの甘酢漬け
580円(税込)
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らっきょう作りに適した福井県三里浜の地
全国でも代表的ならっきょうの産地である三里浜は、福井県坂井市三国町にある砂丘地帯です。
三里浜でのらっきょう栽培の始まりは、明治初期、砂の飛散を防ぐための自家用の作物として栽培したのが最初だと言われており、そこから明治後期には全国各地への出荷も開始していたとされています。
砂が細かく粘度が多い三里浜の砂地はらっきょうの栽培に適しており、その美味しさは全国的にも有名です。三里浜のらっきょうは「花らっきょう」と呼ばれ、高いブランド価値を持っています。
砂が細かく粘度が多い三里浜の砂地はらっきょうの栽培に適しており、その美味しさは全国的にも有名です。三里浜のらっきょうは「花らっきょう」と呼ばれ、高いブランド価値を持っています。
3年かけて育てる栽培法は全国でも三里浜だけ
らっきょうは通常、夏に植え付けをして秋に花を咲かせ、春先に分球(種球から粒が増えていくこと)して5~6月頃に収穫する、「一年掘り」栽培が主流です。
しかし、三里浜のらっきょうは、植え付けから収穫までなんと足かけ3年の年月をかけて栽培する、「三年掘り」栽培で作られます。
三年掘り栽培は、一年掘り栽培からさらにもう1年砂の中で過ごしてから花を咲かせ、2回目の春に分球して5~6月頃に収穫を迎える独特の栽培法です。
そして栽培法は全国で唯一、三里浜だけで行われている特別なものです。
植え付けから収穫まで3年の月日をかけてじっくり育てることから、この方法でつくられるらっきょうを「三年子らっきょう」といいます。
生産者の手間と苦労が作り出す貴重な三年子らっきょう
三年子らっきょうは3年間で自然に育つというわけではなく、大変な手間をかけて栽培されます。
まず夏の植え付け作業は、気温が30℃を超える中1球1球手作業で行われます。砂丘地であるため日差しをさえぎるものもなく、上からは太陽、下からは砂の照り返しがある猛烈な暑さです。生産者は、過酷な環境下で懸命に作業を行います。
また、除草剤を使わずに育てるため、広い圃場の雑草を取り除くのもすべて手作業です。さらに、長期間雨が降らない時には噴霧器で水を撒き、土を湿らせる作業も行います。
このような多くの手間や苦労があってこそ、3年間かけて丁寧に育てられた立派な三年子らっきょうができるのです。
その希少性は、三年子らっきょうの人気の理由の一つとなっています。
観光にも一役買う三里浜のらっきょう
ユリ科に属するらっきょうは、秋に薄紫の花を咲かせます。
植え付けた翌年の秋にはらっきょうの花が圃場一面を鮮やかな紫色に染め、美しい光景が広がります。
このことから、らっきょうの花が一面に咲く様子は三里浜の秋の風物詩となり、県内外から観光客が訪れる人気のスポットにもなっています。
小粒でシャキシャキと歯切れの良い食感は絶品
三年子らっきょうは1粒のサイズが小さいのが特徴的です。
通常、らっきょうの種球1粒は1年間で6~9粒に増えますが、三年掘り栽培で作る三年子らっきょうはここからさらにもう1年砂の中で育つことで40~60粒にまで増えます。
月日が経つにつれてらっきょうの粒は増え、サイズは小さくなっていきます。そしてサイズが小さくなるほど、皮は薄く繊維が細かくなり、実が締まっていきます。
そのためこの三年子らっきょうは、一年掘りに比べて小粒で実が締まっていて、シャキシャキと歯切れが良いらっきょうに出来上がるのです。
そのためこの三年子らっきょうは、一年掘りに比べて小粒で実が締まっていて、シャキシャキと歯切れが良いらっきょうに出来上がるのです。
このシャキシャキ感は、1粒食べると「もう1粒!」と止まらなくなるようなクセになる食感。歯ごたえが心地良いのが多くの人に好まれる理由です。
らっきょう本来の美味しさを活かした甘酢漬けは絶品
収穫後のらっきょうは、根と頭の部分を手作業で切り落とし、主に甘酢漬けなどに加工しています。
その加工したらっきょうの甘酢漬けを、「花らっきょう」として全国のお客様へ向けて出荷しています。
三里浜の花らっきょうは、味付けに余計な添加物は使わず、砂糖と醸造酢、塩のみで作られています。
三里浜の花らっきょうは、味付けに余計な添加物は使わず、砂糖と醸造酢、塩のみで作られています。
全国で唯一、三里浜で栽培される貴重な三年子らっきょうを使った花らっきょうは、らっきょう自体の質が高いので、シンプルな加工でも特別な風味やまろやかさ、食感があり、他には真似できない逸品と言えます。
栽培から製品になって出荷されるまで、一貫した管理のもとで丁寧に作られている三里浜の花らっきょうは、産地の生産者たちの自信作であり、福井県を代表する特産物にもなっています。